230422 〇と×

『紀の川市の家』

まずは解体工事から。残す部分と解体する部分に〇と×を付けて×のところを取り除いていく。
今回は柱や、構造を担保する耐力壁の位置の変更を伴うので必要なところに筋交いや構造用合板をいれる。
柱位置の変更については、梁の継ぎ手(図面だけでは把握しきれないところ)と干渉すると厄介だと思っていましたがそれも問題なさそうなので一安心。平成に入ってからの建物ということもあって大きなトラブルもなく作業が進められそうです。

紀の川市の家の特徴として少し書いておくと
①長方形の2階建てで構造的には無理のない建て方をしている
②1階は整然と3部屋が並びそれをつなぐように、廊下と階段が並ぶ
③廊下の突き当りに水廻りがある間取り
まとめると、整然として優等生なんだけどおとなしい間取り(笑)。
少し不便なのが2部屋の和室と奥のDKが押し入れで分断されてしまっているところ。
⇒2枚目の写真が解体後
⇒3枚面の写真が解体前
押し入れが撤去されることで開放的になり、DKLが一体として使うことができるようになりました。
引き続き作業を進めていきます。次は下地の調整です。