230418 紀の川市の家

『紀の川市の家』

当時の図面を見ると平成16年(西暦2004年)とある。木造2階建ての住宅。
屋根・外壁の塗り替えと木造2階建ての1階部分をリノベーションさせて頂くことになりました。
室内はきれいに住まわれ、リフォームする必要があるのかと思いますが、台所とリビングとして使われている畳の部屋2室が押し入れで分断されていたりと少し不便を感じる間取り。一体となるように壁や柱を整理して間取りの変更を行います。

リノベーション(リフォームと同義)というと老朽化や耐震補強が前提でどうせ直すなら良い計画にしましょうというのがほとんどなのですが、今回のように住むということでは十分に機能を果たしている建物をより良く住まいたいという想いを持って計画されるというのは増えてくるだろうと考えています。
というのも、データが示すように今後空き家が増えてくるのは間違いないのですが、その中には今回のように当時の図面(確認申請の資料等)がきっちりと残っていて直ぐに住めるようなものが多く出てくると想像しています。そういう意味でも今回の計画というのは今既に住まわれている方や、新築ではなく中古の物件を購入してリフォームして自分たちの想いのこもった形で住まいたいといった方に対しても良い提案になるのではないかと考えています。ご期待頂ければと思います。

■今日は解体初日