230430 リノベーションのすゝめ vol.02

リノベーションに関する問い合わせをいただく際には、よくお聞きする言葉があります。
①こんな小さい規模でも相談しても良いでしょうか
②こんなことってできますか
③どうしたら良いと思いますか

なんだかQ&Aの回答集のようになってきましたが異口同音に同じ質問を頂くということは、すごく大事なポイントのような気がしますので僕なりの考えを整理しておきます。
(※長文なので、最後にChatgptに100文字でまとめて頂きました(笑)。読むのが面倒な方は最後だけチェックして下さい)

①こんな小さい規模でも相談しても良いでしょうか
このご質問の背景には、大掛かりなリノベーションじゃないと仕事として受けてもらえないのではないか。わざわざ頼む程たいそうなことではないと思うけど聞いてみようかなというニュアンスが込められていると思います。答えとしては規模の大小に関わらず一度相談してくださいということになります。そもそもリノベーションが必要と思った動機があるわけで、それは小さなプロジェクトが立ち上がった状態となります。それをうまく完了する為には、方針や選択肢を知る必要があるのですがそれを知る手段、考える為の材料が必要になります。親に聞くであったり、親戚の大工さんに相談するそういった選択肢のひとつとして設計士に聞いてみるというので良いと思います。デザインの方針の設計、問題点の整理、工事の手配、見積りの調整、現場監理、アフターの対応とプロジェクトを通して関わる立場の者を就ける。つまり、プロジェクトの頭からお尻までワンストップで関わる立場の者に相談する。それがプロジェクトをうまく進める為のコツかと思います。そして、『小さい規模でも』という質問に対しては、規模により手配する業者さん、扱う材料を調整したり、時にはアドバイスだけの場合も多々あります。規模の大小によって選択肢は様々になるので一度相談だけしてみて次の展開を見つけていかれてはと思います。

②こんなことってできますか
壁を取り壊して一部屋にする、床暖房をつけたい、窓の位置を変えて部屋を明るくしたい等、現状の不満に対してこうしたいという想いがリノベーションをする動機となります。では、壁を取り壊して一部屋にする場合『できます』という答えだけではなくて、補強の為に別のところに筋交いを入れる必要があったり、部屋が広くなった分エアコンを新しくする必要がでてきたりします。つまり、ある問題解決に乗り出すと副次的に他の問題が表れる。それを延々と繰り返すと新築で良いよねってなってしまうのですが、その線引きをどこかでする必要がある。そのキャッチボールを誰かとする必要があって落としどころを見つけないとプロジェクトがうまくいかない。恐らく、『こんなことってできますか』という質問には、副次的に発生する問題点と、どこで線引きをするかを教えてねっていう意味が含まれていると思います。

③どうしたら良いと思いますか
意外と多い質問がこれ。古くなってきたのでそろそろ修繕しないといけない、ちょっとこういうところが気になって何とかならない?で、どうしたら良いと思いますか?という質問。具体性が無いのですが質問の背景には、せっかく直すなら少しでも良いクロスを選びたいし、キッチンを入れ替えるならもっと効率良く作業ができるようにしたいという想いが感じられます。こういった漠然とした質問はこちらとしても面白くて、プロジェクトの初期段階から関わらせて頂くことで想いもよらない方向に進むことがあります。どこまでやれるかについては予算が前提なのは当然のことではありますが、大変やりがいを感じる質問であったりします。

【Chatgptによる翻訳】
リノベーションに関する3つの質問をまとめます。1つ目は小さい規模でも相談することが大切であり、規模によって手配する業者や材料が異なるため、設計士に相談して選択肢を知る必要があるということです。2つ目は、リノベーションを始めると副次的に他の問題が表れるため、キャッチボールを誰かとして落としどころを見つける必要があることです。3つ目は、修繕や改装の方法についてどうしたら良いかを相談している場合が多く、具体性がないため設計士に相談して適切なアドバイスをもらう必要があることです。