260622 Context Economy
『大野中の家0』
コンテクストエコノミー(Context Economy)とは、単体の製品やサービスの「モノ(アウトプット)」そのものではなく、その背景にある「文脈(コンテクスト)」や「体験」「物語」に価値が生まれ、それが循環する経済概念
学生の頃、たくさんの美術館を巡った。といっても中に展示されている作品に興味があるわけではなく
建物そのものが見学の対象だったため、個々の作品を吟味することなく駆け足で通りすぎていった。
その時の考えとしては、コンテクストを何も知らなくても純粋に感動するかどうかが大事なんじゃないかと
自分の無知を正当化していた。
AIがこれだけ普及してくると、作られるものは軒並みコモディティー化していき
最後には我が子の絵にしか希望がなくなるのでは?ということを書いた『 Who painted it? 』。
村上隆のコンテクスト解説は、現代アートの面白さを教えてくれ、改めてコンテクストの価値について考える良いきっかけになった。(youtubeおもしろいです)
さて、前置きが長くなりましたが昨日 重さんの工場に。
自邸の計画をしている時に、重さんに頂いた縁を何か活かせないかと考えていた。
昔の家であれば、それは床の間の地板や玄関の式台に反映され、
少し前であれば一枚板のダイニングテーブルなどが鉄板の回答かと。それでは何か面白くない。。。
何か見落としているアイテムはないか。
固定概念を疑うことなく月並みで使っていて、けどそこが変われば大きく変わる部材。
ん~ん~、、、、と一旦保留にしておく日々。
後日窓周りの検証をしていた。
そこで窓枠の存在に気付く。ん?この材料がいつもとは違う材料を用いればどうなるだろう?
窓枠は風景を切り取る額縁として機能しているので、額が変われば絵の印象が変わるように窓枠の材種が変われば!
これは良いぞと、直ぐ重さんに電話をして今に至ります。
昨日の打ち合わせでは、色々なコンテクストを勉強させて頂いたことで
より思い入れがあり価値があるものになりそうです。ご期待ください。
◆どんな風景になるのかは僕もわかりませんが
住んでからも景色を眺める度にコンテクストを思い出すのは面白い仕掛けになるかと



