230216 家相について
住宅を建てる場合に家相についてもある程度押さえておく必要がある。
気にされる程度というのは
お施主さんそれぞれなのでその都度カスタマイズする必要があるのですが
全く気にされない方であったとしても
基本的なことについては注意しながら設計に取り組んでいる。
学生時代や建築士の試験でも、家相ということについて触れる機会は全くなく
実務をはじめてから学ぶことになったのですが、
幸い春日神社さんが近所ということもあって
必要な方には一緒にご案内させて頂いております。
今回の建物についても、ばっちりの間取りとお墨付きを頂くことができました。
家相については賛否両論ありますが
個人的には、経験則からくる統計学だと思っていて
それが家相という形に変えて伝承されているものだと考えています。
そういう意味では、裏鬼門のトイレはNGという定番の家相がありますが
それはくみ取り式やもっとそれ以前のスタイルの場合からくるものであって
水洗便所となり、窓や換気扇の設備が発達した現在においてそこまで気にする必要がないと
いう考え方もできます。
つまり、頭ごなしに駄目というのではなくて何故そうなっているのかを
自分なりに解釈を行うことで窮屈に感じる家相も意外と柔軟に対応できるようになります。
■プロポーションを整えながら素直に建てること