230616 線状降水帯-海南市-vol.03
googlemap-naviのお陰で少し早く帰ってこれたからといってやれやれで終わりではなく、身近で床下浸水や床上浸水の被害がありその応急対応に。合羽と長靴とゴム手袋を身にまとい、とにかく泥かきを行う。
泥については、泥の粒子が細かく濡れた状態ではドロッとした粘土のよう。ゴムが付いたトンボ(グラウンド整備する時に使う道具)のようなものがあれば効率よくかきだせる。日が暮れるまで作業が続きましたが1日で終わる様子もなく一旦手を止める。
あらためて気付きがあったので書いておきます。
■コンセントについて
⇒漏電ブレーカーが付いているので基本的には通電が止まり感電とかは大丈夫そう。床上浸水でコンセントも浸かった場合は復旧する際に必ず電気屋さんに通電チャックをして頂き使えるかを判断。コンセントなどはそのまま使えることも多いですが経年で錆びの発生の可能性があるとのことです。
■室外機
⇒外廻りに下駄をはいて置かれているエアコン等の室外機。こういったことを想定してか基盤が箱の上の方に設置されているので下がつかるだけでは問題なく使える。ただ室外機の箱の中に泥が溜まっている可能性があるので水で流しておいた方が良いです。
■助け合い
⇒月並みな言葉ですが、人海戦術で作業を進めないと途方にくれる。またこういう時に必死になって汗をかきながら黙々と作業される人の姿は励みになるし胸を打ちます。
■意識の境界線
⇒被害を受けられた方(地域)とそうでない方での温度差がある。泥かきをしている近くで一旦停止の取り締まりをしていたと話を聞いた時は他にもっとやることあるだろうと思いましたがそれも日常ということで文句も言えない。一方でボランティアの腕章を付けて作業を手伝いに来てくださる方もいらした。日が増すにつれてこの境界線がくっきりしてくるのだと思う。
■車両保険
⇒車の車両保険ですが、浸水で廃車になり新たな車を購入した際、全額補償されるのではなくかけていた車両保険の範囲内だけ。つまり持ち出しをして新たな車の手配をする必要があります。あたり前のことなのですが、保険で対応すれば良いよねと安易に考えていた。
■床下浸水(ベタ基礎)
⇒最近の住宅の場合、ベタ基礎、床下換気が確保されている場合がほとんど。また電気の配線類は基本1階の天井からされているので床下にあるのは、給排水管関係のみ。水が入ったとしても水抜きをしてサーキュレーターなどで乾かせば基本的には問題ありません。粒状の泥である為に乾いた後はサラサラした砂のような薄い膜が張られた状態になっていました。
と、3回にわたり書いてきましたが、忘れるのではなく記録しておくこと。個人でできることとしてはSNSで通じて発信された写真を保存して身近な場所で起きたことを都度確認する為にアクセスできる状態にしておくことが大事だと思います。また、浸水被害については外側からの防水テープ、土嚢、浸水しそうな場所にCB塀を立てるなど小さな対応で被害の大小が変わりますのでできる時に手を打っておくことをお勧めします。
■googlemap-navi
■NHK防災アプリ
⇒雨雲レーダーを見ながら後の雨脚をチェック。特に線状降水帯は真っ赤な部分が鮮明にわかりやすくどこで強い雨が降っているかがよくわかりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/index.html
■河川ライブカメラ
⇒実家の横の川にたまたまセッティングされている。水位などもリアルタイムでわかります。
http://kasensabo02.pref.wakayama.lg.jp/mainCamera.html
■防水テープ
⇒線状降水帯がくるとわかった時は事前の対策を。外側から出入口の縁に防水テープとブルーシートで対応を。
https://www.esco-net.com/wcs/escort/ec/detail?hHinCd=EA944MJ-1
■長靴(膝下ぐらいの長いやつ)・合羽・ゴム手袋
⇒年に何回か使うので用意は必須。作業性が全然違います。
■高圧洗浄機・スコップ⇒泥の掃除
■サーキュレーター⇒床下の乾燥に