240403 カーヒエラルキーの外側にある乗り物

18万キロ乗った先代のスマート
突然クラッチが故障してギアが入らなくなってしまい直しても良かったのですが、新しいスマートに乗り替えをしました。
少し時間が経ったので両方乗った者として簡単にレビューしてみたいと思います。

『勝手に感じているカーヒエラルキー』

例えば、国産のSUVに乗っていたとします。
信号待ちでパッと横を見るとゲレンデやカイエンが並んでおぉ~と少し委縮してしまう感覚。
ヒエラルキーというのは階層という意味なので、同じカテゴリー内、メーカー、普通車、軽自動車等暗黙のうちに序列が作られる。誰が定義付しているものでもないのですが人間である以上何らかのヒエラルキーを感じている。

スマートについては、先代の方がそのヒエラルキーの外にある印象が強かったのですが、今回の型も2人乗りで極端に短尺なスタイルは比較する車種が、トヨタのIQぐらいということでその独自性が残っています。

カーヒエラルキーの外に居ると思えることで一体どのようなことメリットがあるかを考えてみます。

戦わなくて良い。信号で止まった時に、ゲレンデが横に並んだとしてもフーんで済む。
一応同じメルセデスなのでメーカーによるマウントも感じない。
ポルシェがきても、フェラーリが来たとしてもこの小回りの利くところが唯一無二なんだよねって思える。
これが他者の視点からも同じように見られることが多く、コンビニではたくさん声を掛けられ現場でも何十回とスペックについて説明をしてきた。知らない人からすると違和感しかなく、ヒエラルキーに位置付することができない存在になってしまうので興味を持って聞いてくれるんだろうと思う。

新しい型になって車幅が100mm広くなって、全長が50mm短くなった。
そのサイズ変更により最小回転半径は3.65m(旧型4.37m)とさらに小回りが利くようになっています。
最小回転半径については、例えばプリウスだと5.4m、ランクルだと5.9m~6.2mとなっていて3.65mというのは驚異的にまわる。片側4m以下の道路であってもクルっと1回でまわるし、造成された住宅地の共有道路でもストレス無くまわれる。この小回りの進化がよりスマートらしさ、利便性を向上させていて乗り換えて最も利点として感じたところ。

学びという意味ではスマートから得られるものは多々あって、この戦わない姿勢というのがビジネスの生存戦略に繋がってくると思っています。僕にとって仕事用の車として他に選択肢が無く、クラッチが壊れたその日にたまたま近所のカーショップで売りに出ていたので直ぐに連絡して乗り換えを決めたように、以前から次はまたスマートの新しい型、色はホワイトと決めていました。一度乗ってしまうとこの快適さ(スマートらしさ)は譲れないものとして位置付けられてしまっています。
こういう存在になれると強いなぁ~と身に染みます。

また、長い付き合いになると思いますが引き続き大切にしていきたいと思います。