250311 白アリ工事
『日高の家』
母屋に付属する離れにも白アリ工事をして頂くことになりました。
棟続きになる場合、両方に対して白アリ工事していないと保証も受けられないということでの対応。
白アリ業者さんにあまり会う機会も少ないので色々と話を伺ってみた。
Chatgptでは聞けないリアルな情報です(笑)。
◆5月~6月に発生する羽根蟻は白アリの可能性が高い
→暖かく湿度が高くなってくると突然羽根のついたアリが大量発生します。白アリは日光を嫌うので白アリではないと思っていたのですが階級が上である女王アリや兵隊アリは巣を出る時にメラニン色素が増えて日光に対抗できるようになるそうです。
◆食料を集めるのは働きアリ
→大きく分けると女王・兵隊・働きアリの階級に分かれ餌である木材を探し求めるのは働きアリ
→つまり、5月~6月に発生するアリは女王・兵隊アリで直接木材に被害を与えるアリではない
◆5月~6月に発生するのは生活圏拡大の為
→一旦家の隙間から床下などに入り込むと、働きアリを増やす、繁殖の為に基礎下の土に潜るそうです。
→ただ、現在の住宅はコンクリート(ベタ基礎)やその下に防湿シートを敷いているので床下に潜ることができず繁殖しずらい環境になっているので繁殖が防がれている。
→一方で庭木の下にコロニーを作って働きアリだけが家の中に侵入して(その際は蟻道(ぎどう)を作る)くるパターンもあるのでその場合は基礎廻りに蟻道が無いか注意して普段から見る習慣をつけておいた方が良い。
◆まとめ
→目の前に現れるアリは直接木材を食べるアリではないのでその後の繁殖さえしなければ問題無い
→コロニー(巣)を作られると厄介なのでベタ基礎であっても特に外廻りの庭木や土中に注意が必要
→庭木の根元にコロニーがある場合は木が枯れたり元気がなくなることが多いのでその時はこの話を思い出して
◆最近の白アリ用薬剤は白アリに特化した薬なのでゴキブリやムカデには効かない
◆ゴキブリやムカデ駆除が必要ならその旨を伝えて頂かないと使う薬が変わってくる
→白アリの薬剤散布後、ゴキブリが出たとクレームが入ることがあるそうですが上記のような理由が原因となります