240730 遊びと仕事の境界線

Minecraft(通称マイクラ)というゲームがある。

ゲーム内容を100字程度でGeminiに説明して頂きます。

**Minecraft(マインクラフト)**は、ブロックで構成された世界で自由に創造と冒険を楽しむことができるサンドボックスゲームです。プレイヤーは、ブロックを壊したり、配置したりして、家や建物、道具などを作り出すことができます。また、洞窟を探検したり、モンスターと戦ったり、他のプレイヤーと協力したりすることも可能です。無限の可能性を秘めた世界で、自分だけのオリジナルな世界を作り上げていくことができます。

中2になる息子。夏休みに入りマイクラをしている。ここまでは、昭和時代の中学生と同じ。
しかし、その中身を聞いてみると驚きがありました。

『何人でやってるの?』
⇒息子「15人」

『え!?どういうこと?』
⇒「月100円でサーバーを借りて同じフィールドでみんなが一斉にプレーできるんよ」

『メンバーは?』
⇒「同じ学校の同級生」

『それは凄いな!で、何を作ろうとしてる?』
⇒「今は好き勝手各々が作ってる」

『じゃーひたすら穴だけ掘ってる子もいてるの?』
⇒「うんいてる」

『そうか~ ワクワクするな』
⇒「面白いで」

※都市計画専攻の血が騒ぎ、少し突っ込んで聞いてみる

『その15人で誰かリーダーが居てるの?』
⇒「今のところいない」
“『おぉ~フラットな関係性』”←僕の心の声です

『これからどういう風にしていきたい?』
⇒「綺麗にしていきたいけど」
⇒『それはつまならいから止めといた方が良い。
プランも無いまま、まずは各々が好き勝手やった上で後からどうするか考えた方が面白いから』
“中学性ぐらいになるとリアルな街並みを作ろうとしますがつまらない結果になる。幼少期の絵の方が絵心を感じるのと同じで先ずはバランスをとらず楽しい思うことを制約なくやった方が良い”

「パパもやってみたい?」
⇒『やめとくわ。パパが入るとそのフラットで自由な雰囲気が崩れて主従関係ができてつまらなくなるから』
⇒「ふ~ん。わかった」

『店を持ったり、通貨の発行できたりする?』
⇒「ダイヤモンドとか使って物々交換はできる」
⇒『そうか~』

『それいつまで続けるの?』
⇒「とりあえず夏休み終わるまでって話にはなってる」
⇒『のんびりでいいから3年続けてみて、凄いことになるから!』

『また、進んだら話聞かせてよ』
⇒「うん、わかった」

これが一連のやりとりなのですが、息子がやっていることってリモートでの共同作業。
サーバーにアクセスして、利用料を払い、コミュニケーションはLINE通話で同時接続しながら。
時間の制約は各々の事情で抜けたり入ったり。『じゃーそろそろ怒られるから俺抜けるは~』って感じで。
その抜けている間にもその仮想フィールドではドンドン好き勝手自由な建物が建ち、造成工事も進んでいる。
それに参加しているメンバーはただ楽しんでいるだけで全く気付いていないですが、僕から言わせてもらうと、それって十分仕事になりますよ。

息子はとにかくそのフィールドに入って作業したいようでウズウズしている。
その状況って、理想的な働き方ではないでしょうか?彼らが生み出す世界に興味が湧かないでしょうか?
また進展あったら報告させて頂きます。