231219 波板

ソールライターの言葉ではないですが、アイデアの源泉は近くに落ちている。

日が暮れるのが早くなると、ビニールハウスの中から灯りが漏れる。その様子が幻想的で綺麗だなと感じていて、テーブルを置いてテーブルクロスなんかを掛けてワインを出せばそれなりに良いレストランになりそうなど空想していた。素材としては安価なものであっても環境と使い方を丁寧に考えれば雰囲気が出るものだと。

今回、農業用倉庫の中に入れ子で木造の箱を入れる計画。空調の関係もあり壁を何らかの形で閉じる必要があって波板を使うことにした。候補はスリと透明で検証しましたが透明の方はキラキラしてアイテムとしては面白いのですが、少しカジュアル過ぎるので当初予定していた落ちついた印象のスリを選びます。いずれにしても、透過性があるのでただの壁にするよりも奥行きが感じられ狭い店内に広がりが生まれればと考えています。電球の映り込みや反射も期待しながら仕上がりが楽しみです。