251022 PILOT / V CORN

案件が重なり、そこに2025年4月からの法改正に伴う確認申請作業の煩雑さが加わり何だか忙しい状況に。
この法改正については言いたいことが山程ありますが、これは愚痴になってしまうので止めておきます。

さて、道具の話。PILOTのVコーン。建築家内藤廣氏愛用ということで有名なペンですが、内藤廣展の記事をみて僕も使うようになった次第。
フリクションボールペン、いわゆる消せるボールペンを使っていたのですが、この消せないというのに何故長年にわたり氏が使い続けているのか実証してみたくなりました。

さて、使いはじめてとにかく実感するのは発色と書き味の良さ。そのお陰で、ただスケッチや文字を書いているだけでも気持ち良さにつながり気分がのってきます。これはマウスをクリックしながら描くCADでは決して味わうことができない感覚。使っている脳の部位が違うのだと思います。そして、ドボンと入ったインクが見えること、かすれることの無い安定感が余計なストレスを感じさせなくしてくれます。フリクションボールペンはかすれたり、インクが直ぐに減るのでそれを心配する気持ちがストレスにつながっていたのがわかります。このどこまでも書けますよ~という信頼感は道具としてのペンの存在感を忘れさせてくれ描きたいことに集中できるようになります。

間違ったところは修正液を使います。慣れないうちは、乾くまでの時間がロスタイムとイライラするのですが、そんなに慌てることもないよと言われているようで、今描こうとしていることについて俯瞰して見る時間を生んでくれています。そもそも、あの素晴らしい建築を生み出す内藤廣氏でさえ、修正液の乾く時間を待っているのだからそれ以上に急ぐ必要がないかと。

最後にキャップ式は面倒くさく感じるのですが、ノック式の場合ペン先が出た状態でポケットに入れてしまうことがあるのでこちらの方がポケットを汚すことがなくて良いです。
ということで大変気に入った次第で三色揃えて330円。その上、どこでも手に入るときたら、今までのペン選び、ペンの開発はなんだったんだと素晴らしい商品です。