250605 北側の庭
『日高の家』
現場は仕上げ工事に入っております。
今回の計画では、母屋と離れを接続する為に北側に廊下を配しています。
ただの廊下として考えると
窓も最低限の腰窓で良かったのですが、幸い北側にも緑があったので掃き出し窓とさせて頂きました。
図面でみると、窓の割合が多く感じますが実際仕上がってくるとただの通路としてだけでなく十分意味のある空間になっているなと。
写真は、寝室から北側の庭をみたところでこの掃き出し窓が効いているのがわかります。
寝室と廊下の間には40cm程の段差があるので 地松の階段で間を処理し敷鴨居の間には4枚の障子が入ります。
北側の庭というのは太陽の光を正面から受けているので緑の印象が明るく感じます。
室内が暗めになるので、そのコントラストが余計に強い。このあたりを意図的に空間に反映することで魅力的になっていくのですが今回は寝室からの眺めが何より良い感じになりそうです。