250110 枠詳細図≠面倒くさい作業

『日高の家』

生きがい」というある種新しい評価尺度を意識するようになると
タイパやコスパといったような効率性を重視する
世の中を席巻している考えから少し距離をおくようになって

う~ん良い図面だぁ~とか
大工さんこの意図くみ取れるかなぁ~とか
少しでも現場の手間が減るようにこうした方が良いのかなぁ~とか
しつこく考えられるようになってくる

ただの考え方の違いで大袈裟かとも思いますが
「生きがい」という概念は特にものづくりの世界においては必要不可欠なマインドセットなんだと思う

語彙力の無さの為にうまくお伝えできないのが残念ですが
面倒くさい作業をただ仕事の為としてやるのか
「生きがい」として前向きに考えるのかで見える景色が180度変わる

また「生きがい」という考えは、他者評価を必要としない
自己完結型のものなので取り組んだことに対して
小さな満足感が直ぐに得られるのが面白い 

長いプロジェクトにおいて小刻みに給水所が用意されるようなもので
日々の地味な作業でも乾かないように楽しく作業ができる

設計でいう詳細図というのは
様々なことを考慮して大変な作業にはなり現場任せにする人も多いですが
こういう地味な作業を前向きにできるようなマインドセットというのは
大事なんだと思います