241219 影
『日高の家』
当たり前のような話ですが床と屋根が蓋されると一気に室内化された印象が漂う。
同時に外部にさらされていた状態から安心感のようなものが生まれるのが面白い。
『建築は影をつくる作業』と言った人がいますが
うまい表現だなぁ~と改めて感じるのはこういう時で、都度この言葉を思い出します。
影という認識、自覚するのは写真も同じで構図云々よりも
光のあたり方や切り取り方、どのように光が反射して吸収されているかを捉え始めると
撮影が面白くなってくる。
尊敬する建築家、齋藤裕や堀部安嗣は自らの作品を自ら撮影するのは有名な話で
写真と建築で捉えようとしている影が相互に行き来しているのが面白い。