231227 続けていること
『巽の家』
玄関を入るとその先の壁が明るい。
キッチンに立つ人の背面が明るい。
廊下の先に窓があってその先に緑がある。
共通点は視線の先が明るいこと。これは最初からずっと続けている設計癖みたいなもので考えるまでもなく自然とこの壁をどうしようかと考えている。誰も暗いところに向って歩きたくないし、キッチンに立つ奥様や旦那様の背中の印象が暗いと寂しい気持ちになる。手法はウォールウォッシャーのダウンライトを点けたり間接照明、窓等々様々な選択肢があってここを丁寧にするだけでも結構良い雰囲気になる。
巽の家では玄関が下屋なので天窓を設けて、ヒノキの格子を付けて柔らかな光を拡散させる仕様としました。フワァ~っと柔らかい光が印象的な玄関になると思います。
■現場は29日まで動きます