231008 手をかける Y-chair

15年前に購入したY-chair。オークのソープフィニッシュ仕様で今までノーメンテナンスで使ってきた。
主に子供達が食卓で使い、宿題もするものだから6B鉛筆の粉がついて黒くなっていたりしている。あまり気にもとめていませんでしたが、木の乾燥が目立つようになってきたので手をかけてみようとamazonで蜜蝋ワックスを買って休みを利用してメンテナンスしてみた。

やりかたは適当ですが
①いらなくなった綿のTシャツをハサミで切ってウェス代わりにする
②まずはウェスを水に塗らしかたくしぼった上で水拭きをして表面の汚れを落とす
③ウェスに蜜蝋を少し付けて、薄く伸ばしていく
④最後に何もつけていないウェスで塗りムラを調整して終わり

蜜蝋は舐めても平気なのと、皮の艶出しにも使えるのでとても使い勝手は良いです。

今回手をかけてみて思ったのですが、やはり思い入れが強くなるものでこういう手をかける対象を持つということがとても贅沢なことにつながってくるんだろうなと。面倒くさいといってしまえばそれまでですが、本来自然素材を所有しその良さを活かすにはそこから得られる効能を受動的に享受するばかりではなく、能動的に手をかけることでより豊かなものになるということ。この相互の持ちつ持たれつの関係を重ねることで愛着が育まれるんだなぁと改めて良い学びになりました。

■蜜蝋を塗る前の様子 木の色が抜け乾燥気味 15年ノーメンテナンスの状態

■水拭きしてまずは汚れを落とします

■Tシャツの端切れに蜜蝋をつけます

■薄く塗っていきます 子供でも簡単にできます

■同じように皮の座布団にも蜜蝋を塗る こちらの方が体感としてきれいになった印象がありました

■仕上がりです 木に艶と色の深みが戻りました

■これでまた長く使えそう 気分が上がります

■今回使った蜜蝋です 特に癖もなくとても使いやすい商品でした